『Just Andersen/ユスト・アナセンと20世紀デンマークの家具展』は盛況のうちに幕を閉じることができました。ほとんどの日程で好天に恵まれ、多くの方々にご来店いただけました事をとても嬉しく思います。まだ一部の優品が店頭にございますので、お近くをお通りの際には是非ともお立ち寄りください。この度のご来店、誠にありがとうございました。
20世紀前葉に活躍したデンマークの金工作家、ユスト・アナセンの作品が二百点ほど集まりました。ベース、テーブルランプ、ボウル、フィギュア、花生け、文房具など、古き良きデンマークの家具にあわせて展示販売致します。銀座界隈へお出かけの際には是非お立ち寄りください。皆様に楽しんでいただけましたら幸いです。
尚、本作品につきましては、一部のアイテムを除き、原則店頭販売のみとさせていただきます。一部のアイテムのみ、ウェブサイトへ掲載します。
日時 : 4月27日(木) 〜5月6日(土) 12:00-18:00 ※5 / 3 (水)は定休日となります。
於 : ルカスカンジナビア 1階
Just Andersen/ユスト・アナセン 1884-1943
グリーンランド生まれ。自然の猛威が支配する過酷な生活を強いられながらも、雄大な景観からの影響を受け、海洋生物の骨を採取し研究に没頭するなど、自然豊かな環境で育ちます。デンマークへ移転後の1912年、デンマーク美術工芸学校でイェンス・モラー・イェンセンに学び、当時アカデミーの学長を務めていた芸術家のハンス・テグナーから指導と助言、激励の言葉を貰い、貴金属の世界、特に銅素材を扱うことに情熱を注ぐようになり、彫刻家のハンス・クリスチャン・ランバーグ・ピーターセンに師事します。
同年、銀細工師のジョージ・ジェンセンのもとで彫金職人として務めていた Alba Mathilde Lykke/アルバ・マチルデ・ディッケと出会い、意気投合し、共同でワークショップを開設。折に、アルバより、芸術家として名高く、彼女のかつての師匠でもあった Mogens Ballin/モーエンス・バリンを紹介され、この出来事がきっかけとなり、ユストの人生にひとつの方向性が見出されます。バリンはユストの才能を称賛しつつ、利益を生み出す芸術について議論します。
「金、銀、ブロンズは美しいがコストが掛かるため、客層は富裕層や生活に余裕のある人々に限られてしまう。生活にそう余裕のない大多数の庶民であっても購入できる芸術をいかにして生み出すことができるか?」について話し合います。
1915年、ユストはアルバと結婚し、1918年、二人は金属宝飾製品メーカー Just Andersenを設立します。初期の作品では、柄に象牙や鯨の歯を用いた銀製のカトラリーシリーズが人気を博し、特に象牙のナイフハンドルはシルバーカトラリー製造ビジネスを確立、ワンオフの磁器、陶器、銅、青銅、シルバー、そしてゴールドなどの製品を手がけ、その顧客は、主にデンマークの上流社会の著名人や富裕層が中心でした。
ユストはかつてバリンと語った「利益を生み出す工芸、庶民にも受け入れられる芸術」を具現化してゆきます。鉛合金のコアに秘密の表面加工を施し、鑑賞にも耐える新素材を開発、故郷グリーンランドのディスコ湾の深緑色を呈した海面に色調が似ていることからDisko Metal/ディスコメタルと命名し、1925年に開催されたパリ万博にて発表します。ブロンズに比べて1/10のコストで作れるディスコメタルは、庶民にも受け入れられるようになり、気軽で優雅な芸術作品はデンマーク中のリビングルームやオフィスに飾られるようになります。1930年、コペンハーゲンのAmagertorv 4(現在のストロイエのジョージ・ジェンセン)に最初の店舗をオープン。やがて美術商のカール・ダイアによって、ベルリン、バルセロナ、ブリュッセル、ジュネーブ、ロンドン、ニューヨーク、ブエノスアイレスなどにも取扱店が拡大されます。
健康とはいえない身体でクリエイターとして一時代を築いたユストは1943年、59歳の若さで死去。その後も、アルバの親友でユストの後継者のEllen Margrethe Schlanbusch/エレン・マルグレーテ・シュランブッシュによって1973年の工場閉鎖までユストの意思は引き継がれました。
当店は「東京アートアンティーク」に参加します。
この企画は、日本橋〜京橋エリアの古美術店やアートギャラリーが参加するアートイベントで、1998年に始まりました。当店も2013年に銀座へ越してきて以来、参加させていただいております。これまで美術品と出会う機会がなかった方や、一見だとなかなか入りにくいお店さんに気軽に訪れることのできる企画としてご好評をいただいており、毎年多くの人出があります。是非この機会に、気になる美術店をハシゴしてみてはいかがでしょうか。
東京アートアンティーク 4/27~29 開催
「東京アートアンティーク」は無事終了しました。当店にもお立ち寄り頂きありがとうございました。また来年も楽しみにしております。
誠に勝手ながら、4月1日(土)より営業時間を変更させていただきます。
新営業時間 12:00-18:00
水曜定休日はそのままです。
18時以降のご来店をご希望される際にはご予約にてお受けできますので、遠慮なくお申し付けください
ご不便をお掛けし誠に申し訳ございませんが、ご了承の程よろしくお願い致します。
大阪・中之島の老舗ホテル、リーガロイヤルホテル大阪に、一日一室限定の特別室『スカンジナビアンスイート』がオープンしました。客室には、デンマークを代表する建築家、アルネ・ヤコブセンによるスワンチェアや、家具デザイナーのボーエ・モーエンセンによるソファ、Louis PoulsenのPHランプや、KVADRATのラグ、Bang & Olufsenのブルートゥースオーディオ、Kosta BodaやBodumの食器類など、様々な北欧のアイテムを設えております。
この企画は、当店のお二階のDANSK MOBEL GALLERYのグループ店、FRITZ HANSEN STORE OSAKAと、リーガロイヤル大阪とのコラボレートで実現したもので、当店からも、デンマークのヴィンテージ家具や、スウェーデンのベッドブランド、DUXIANAのDUX6006をご用意しました。期間限定の企画となりますが、北欧家具の使い心地や、DUXIANAの寝心地などをお楽しみ頂けましたら幸いです。
リーガロイヤルホテル大阪 / スカンジナビアンスイート
DANSK MØBEL GALLERY
寝室にはデュクシアーナのDUX6006(セミダブルx2台)を設置。DUX6006には、硬さ調整機能の「パスカルカセット」が備わっています。寝室に入り、向かって左側のベッドは「腰」を固めに設定しており、腰痛に悩む方々からご好評をいただいております。また、向かって右側の窓際のベッドは「脚」を硬めに設定しており、脚の浮腫みが気になる方、主に女性のお客様から「楽になった」とのお声をいただいております。そして「枕」には、スプリングで頭部を支える「XLEEP PILLOW / INNER XLEEP PILLOW」を設置。特に「INNER XLEEP PILLOW」(高さの低い枕)は、枕難民で困っていたという方々からもご好評をいただいております。
DUX6006 - DUXIANA
INNER XLEEP PILLOW / XLEEP PILLOW
「KLASSIK KOLLEKTION 2022」は、10/2を持ちまして終了しました。出品アイテムは今後もなるべく店頭に陳列するよう致しますが、やむなく倉庫へ下げてしまう場合もございますので。お下見をご希望される際にはお気軽にお申し付けください。
『DUXIANA POP UP STORE at 日本橋三越本店』は無事終了しました。多くの方に知って頂いた事を嬉しく思います。次回のポップアップにつきましてはまたこちらのページに掲載いたします。
スウェーデンのベッドブランド、デュクシアーナのポップアップストアを日本橋三越本店にて開催します。日本橋三越といえば館内の中央吹き抜け部分にそびえ立つ巨大な「天女像」(彫刻家・佐藤玄々 作)が知られており、その佇まいは圧巻です。日本橋三越本店はまもなく創業350周年を迎えるそうで、ルネッサンス様式の重厚な本館は、2016年に国の重要文化財に指定されました。館内では様々な催しが行われていますので、建物散策がてら足を運んでみてはいかがでしょうか。
DUXIANA POP UP STORE at 日本橋三越本店
日程:8月17日(水) ~ 8月30日(火)
於 :日本橋三越本店 本館5階 パーソナルショッピングデスク
日本橋三越本店 オフィシャルサイト
残暑お見舞い申し上げます。
以下の日程にて夏季休業を頂きます。
ご不便をお掛けしますが、何卒ご了承の程、お願い申し上げます。
10(水)定休日
11(木)夏季休業
12(金)夏季休業
13(土)夏季休業
14(日)夏季休業
東京都美術館『フィン・ユールとデンマークの椅子』は盛況のうちに幕を閉じられました。若年層がとても多く、当初の予想を大幅に超える入場者数だったそうです。次の企画があることを祈るばかりです。
7/23-10/9の期間、東京都美術館にて『フィン・ユールとデンマークの椅子』が開催されています。フィン・ユールによる名作椅子を中心に、デンマークの家具デザインの歴史と遍歴を辿り、その魅力に迫る展示がなされます。会場には世界的に知られる椅子研究者の織田憲嗣氏の「織田コレクション」より、選りすぐりの名作椅子が並び、見応えのある展示となっております。当店からも、フィン・ユールのデザインにも多大なる影響を与えたであろう芸術家のヴィルヘルム・ルンストロームによるドローイングスケッチ(習作)や、リトグラフ作品、そしてデンマーク家具工芸黄金期の資料として「バイブル」とも称されている ”Dansk Møbelkunst gennem 40aar”、通称『赤い本』を展示させて頂きました。赤い本は1987年に家具デザイナーのグレーテ・ヤルクによって出版され、1926年から40年間続いた家具工芸の年次展示会で発表されたすべての展示記録をまとめた図録で、1780枚の白黒写真とイラストを含む 全1372ページ、4巻からなる貴重な資料となります。最近では復刻版が出版されたので手に入りやすくなっていますので、ご興味のある方は検索されてみてください。
現在、東京都美術館への事前予約は不要とのことですが、状況により変わる場合もございますので。お出かけの際には東京都美術館迄ご確認ください。
『フィン・ユールとデンマークの椅子』東京都美術館
当店が南青山で営業している頃からお付き合い頂いているお客様が、この度、代官山の地にギャラリーとカフェを併設した「Lurf MUSEUM/ルーフミュージアム」をオープンされました。詳しくはCASE STUDYページにてご覧ください。
平素よりDUXIANAをお引き立ていただき、誠にありがとうございます。
DUXIANA製品におきましては 6月6日(月)に価格改定となりました。新しいプライスリストやパンフレットをご希望のお客様は、下記 CONTACTフォームよりお申し付けください。
CONTACTフォーム
Case study ページにて、お客様のお部屋をご紹介しております。普段ではなかなか拝見することのできない個人様邸の貴重な空間を撮らせて頂きました。上記のCase studyボタン、あるいは画像をクリックしてご覧ください。