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Kaare Klint
Faaborg chair

デンマーク家具デザインの父と称された、Kaare Klint/コーア・クリントによる名作椅子 "ファーボーチェア"です。1914年にデンマークのファーボーミュージアム創設のため招集された若きクリントは、美術館訪問者が絵画作品観賞用のための椅子としてこのファーボーチェアを設計しました。その優美なデザインは、紀元前5世紀頃の古代ギリシャの遺跡のレリーフに見られる椅子 ”Klismos” からインスピレーションを得、座る人の重みであたかも外側へとしなる後脚によって全体が支えられている印象です。ファーボーチェアは長らく Rud. Rasmussen社で作られていましたが、近年 Carl Hansen & Son社へと引き継がれ、現在も生産されています。
こちらの椅子は、Rud. Rasmussenによって2004年に製作された作品で、褐色を呈したマホガニー材が用いられています。アームの角にわずかなあたり傷が見られますが、全体的にとても綺麗な状態です。

Rud. Rasmussen 2004
Mahogany, Original leather, Cane
w-70, d-55, h-73, sh-44.5cm
price: ¥990,000- 税込

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Copyright: The British Museum

Kaare Klint/コーア・クリント 1888-1954
デンマーク生まれ。高名な建築家の Jensen Klint/イェンセン・クリントを父に持ち、幼少の頃から建築や芸術的要素を生活の一部として育ちます。コペンハーゲンの技術学校にて、父親や、新古典建築の第一人者、Carl Petersen/カール・ピーターセンらの元で建築を学びます。1914年、父親とカール・ピーターセンらが依頼を受けた「ファーボーミュージアム」の創設に若きクリントを招き入れ、家具デザインを担当させます。カール・ピーターセンと共同開発した名作椅子「フォーボーチェア」を皮切りに、新古典主義をベースとした数々の名作品を生み出します。1924年、王立芸術アカデミーに於ける家具科の創設に参加し、初代主任教授を務め、アルネ・ヤコブセン、モーエンス・コッホ、オーレ・ヴァンシャー、ハンス ・ウェグナーやポール・ケアホルムなど、後にデニッシュデザインを担うこととなる若きデザイナー達に教育と希望を与えます。1929年、バルセロナで開かれた万博のデンマーク館の展示デザインを担当、自らデザインした椅子 "Red chair" を発表しメダルを授与されます。その後も長い期間に亘ってクリントの作品の多くは家具工房の Rud. Rasmussen/ルド・ラスムッセンによって一点一点丁寧に作られました。1940年には息子と協働し照明メーカーのLe Klint/レ・クリント社を設立、紙製(後に樹脂製)の折りたたみセードは、デンマーク国民にとって普遍的なデザインと言えるまでに普及しました。