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Børge Mogensen/ボーエ・ モーエンセンによる家具シリーズ Øresund/オーレスンのブックケースキャビネットです。1955年発表のこのシリーズは、スウェーデンの工房 Karl Andersson and Söner社によって近年まで生産されていました。デンマークのシェラン島から対岸のスウェーデンを望むエーレ海峡/Øresund にちなんで名付けられたそうで、オーク材の持つナチュラルで爽やかな雰囲気が印象的な家具です。当時選択のオプションがあったようで、オーク材の本体に対しチーク材のベースが備わるツートーン仕様となっています。コンディションですが、ブックシェルフ内部に日焼け退色があります。また、向かって右側面に突板の補修がありますが、全体に使用感少なく綺麗な状態です。
Karl Andersson and Söner 1970~80's
Oak, Teak base
w-134.5, d-26, h-125cm
ご売約となりました。ありがとうございました。
Børge Mogensen/ボーエ・モーエンセン 1914–1972
20歳で家具マイスターの資格を取得した後、コペンハーゲン芸術工芸学校、王立アカデミーでデザインを学ぶ。卒業後、コーア・クリントの建築事務所に勤務。1940年代、高品質で手頃な価格の家具を提供することを目的とした、デンマークFDB(協同組合連合会)家具開発部門のチーフデザイナーを勤め、このプロジェクトは大成功をおさめた。ここでは一般家庭に普及する為に考案された "J39" などの名作椅子が生まれ、ボーエ・モーエンセンは戦後のデンマーク家具デザインを代表する人物となる。一方で、1950~60年代には、クラシックで手工芸的要素の強いプロダクトを手掛け、普及品から高級家具までを生み出すデザイナーとして人気を博した。モーエンセンは生活空間の中で使用できる機能的な家具を作ることを目的としていた。自身の家が家具の実験室であると表現し、自宅のリビングルームで実際に家具を使用する事こそが、家具の真価を見極める最良のテストであると考えていた。