Luca Scandinavia | 北欧ヴィンテージ・工芸・アート
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Louis Poulsen
“Four-shade” PH4-4½/4 pendant lamp

デンマークを代表するデザイナーのPoul Henningsen/ポール・ヘニングセンによってデザインされた、PH4-4½/4 “Four-shade/フォーシェード”ペンダントランプです。1930年代に作られたもので、4枚のアンバーシェードと銅製のバヨネットソケットとキャノピーの構成となり、オリジナルのコンディションです。シェードを押さえるレグが歪んでいるのか、全体が僅かに傾きますが、マイナーチップも見られずボトムボウルも備わり状態は極めて良好です。
このモデルは少なくても1926年までに考案され、1927年の初めに特許の出願がなされましたが、すぐには発売されず、1931年にコペンハーゲンのフォーラムで開催された展示会「Dit Hjem」にて初出展されました。この当時はまだ3枚シェードのいわゆるPHランプの認知度が低く、ブランドが確立される前であったことと、ライバル社との盗作訴訟問題が保留中であったこと等が特許出願からすぐに発表されなかった理由とされています。1940年代には製造が中止されますが、1979年、コペンハーゲンのシャルロッテンボーのカフェのために2人の建築家によって白色アルミシェードのタイプが復刻され、一般への発売も行われています。こちらのアイテムは、電気工事士資格保持者による配線等の確認、メンテナンス等を行なっておりますが、あくまでも観賞用としてご理解ください。

Louis Poulsen 1930’s
Amber glass, Bronze socket house
ø-43cm, h-60cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

SOLD

Poul Henningsen/ポール・ヘニングセン 1894-1967
コペンハーゲン生まれ。母親はデンマークの女優、作家、社会活動家のAgnes Kathinka Malling Henningsen/アグネス・へニングセン。1914~17年、コペンハーゲンのテクニカル・カレッジで学ぶ。1919年、建築家で、後にフィンユールの教師となる、Kay Fisker/カイ・フィスカーと契約を結び、1920年以降は建築家、及び、デザイナーとしてフリーランスで活動し、暖かく柔らかな光の開発に勤しむ。1925年、パリで開催された国際現代装飾工芸展にて「PH-lamp」を初出展。シェードによる反射を利用し、眩しさのない均一で柔らかな光を放つ照明として発表する。以降、「PH-lamp」はデンマークの照明メーカー、Louis Poulsen/ルイス・ポールセン社によって製造される。ヘニングセンは照明器具に留まらず、グランドピアノや鋼鉄を用いた家具類なども手がけ、作曲家として楽曲も発表。ヘニングセンの手がけた照明作品は、今日も最高峰の照明器具として、現代生活に溶け込んでいます。