Luca Scandinavia | 北欧ヴィンテージ・工芸・アート
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Olaf Rude
Still life 1919

エストニア出身、デンマークの巨匠、Olaf Rude/オラフ・ルードによる静物画リトグラフ作品、氏がボーンホルム島へ渡った1919年に制作されたものです。オリジナルと思しきフレームはそのままに、裏板を外しクリーニングを行いました。

Lithograph on paper with original frame
signed: Olaf Rude 19
image: w-18.5, h-25cm
frame: w-28.5, h-34.5cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

SOLD

Olaf Rude/オラフ・ルード 1886-1957
エストニアに生まれ、デンマークへ渡り活動。1905年、コペンハーゲン工科大学で学んだ後、Kunstnernes Frie Studieskoler/クンストナーネス・フリー・スタディスクールに於いてクリスチャン・サートマンやヨハン・ローデから美術の基礎を学びます。クンストナーネス・フリー・スタディスクールは、それまで美術教育の中心的役割を担うRoyal Danish Academy of Fine Arts/デンマーク王立芸術アカデミーの教育方針に不満を抱いた学生らによって1882年に設立された美術学校で、美術教育に於いて王立アカデミーとは異なる代替プログラムを提供、デンマークの近代美術の中心的な機関として多くの芸術家を生み出し、1912年まで運営されました。クンストナーネス・フリー・スタディスクールを卒業したオラフ・ルードは、1911年にパリに渡り、ポール・セザンヌの影響を受けています。また、デンマークへの帰国後は第一次世界大戦の時代に、形式や線、そして色彩に焦点を当てた表現を試みました。1919年にはBornholm島に移り、風景画を中心に描きます。氏はデンマークに於けるモダニズムのひとりであり、鮮やかな色彩を風景画に用いたため、デンマークのマティスと呼ばれることもありました。1953年から1956年まで王立デンマーク美術学院の教授を務めています。