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デンマークの芸術家、モーエンス・アナセンによる手描き作品です。クレヨンを用いて1971年に描かれたもので、画材特有の滲み感もあわせて表現されています。オリジナルと思しき銀箔のフレームはそのままに、マットを差し替えました。
Crayon on paper with original frame
signed: MA71
image: w-42, h-32cm
frame: w-60, h-51cm
reference no: MA009
ご売約となりました。ありがとうございました。
Mogens Andersen/モーエンス・アナセン 1916-2003
モーエンス・アナセンは20世紀のデンマークを代表する抽象芸術の先駆者のひとりで、1933〜39年までP. Rostrup Bøyesen's art schoolにて芸術を学び、初期の活動では構成画を版画やレリーフを用いてアースカラーで表現します。やがて中央ヨーロッパの芸術を求め'59年に渡仏。アンリ・マティスやジョルジュ・ブラックらの技術面を取り入れながら、ダイナミックでラフなストロークで描いた特有の世界観を生み出します。帰国後'70年から王立アカデミーの客員教授を務め、’84年にThorvaldsensメダルを受賞。油彩での表現と版画とを切り分け、多くの作品を描き続けます。油彩作品を中心に、コペンハーゲン国立美術館をはじめ、オーフスのアロス現代美術館、オールボー近代美術館、オーデンセのフィン美術館(現BRANDTS)など、デンマークを代表する各美術館に広く収蔵されています。