埼玉県のとある町の閑静な住宅街、近所には歴史ある建物が点在します。母屋と、隣接した茶室としての大間、離れの小間、そして、近年建てられたティールームから構成され、お庭を含めてご主人がデザインされています。母屋のリビングは近代的な趣で設えられており、イタリアのカッシーナやスイスのデ・セデのソファ、ルイス・ポールセンの照明類や、バング&オルフセンのオーディオなど、20世紀のモダンなインテリアに合わせて、フィン・ユールや J.L.モラーなどのデンマークのヴィンテージ家具が配置されています。花生けは奥様によるもので、その日の草花をお庭から摘み、葉が長すぎたなら根ではなく葉先を指で千切るという、自由な造形美を楽しまれています。お二階の寝室には京都の唐長による唐紙を張った襖が遮光用に設えられており、フィン・ユールのNV45セッティでお休み前のひとときを過ごされるそうです。コレクションルーム part2へ続きます。