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Mogens Andersen
"Om Kunst og Samfund" drawing with Greenish color 1979

20世紀に活躍したデンマークの芸術家、モーエンス・アナセンによるドローイング、肉筆の小品です。1979年に制作されたもので、小振りなサイズ感でありながらダイナミックなストロークで描かれた抽象的図絵は存在感があります。作品には「Om Kunst og Samfund/芸術と社会」と鉛筆で書き込まれており、モーエンス・アナセンは、「芸術は社会問題に取り組むべきであり、単なる美的対象として孤立して存在すべきではない」という信念のもと、この語句を引用したと考えられてます。作品には若干のシワが見られますが、鑑賞を妨げるほどのものではありません。フレームはブラックチェリー材をステインして整えました。綺麗な状態です。

Watercolor and gouache on paper with new frame
signed: -
image: w-15, h-21cm
frame: w-28, h-35cm
price: ¥220,000- 税込

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Mogens Andersen/モーエンス・アナセン 1916-2003
モーエンス・アナセンは20世紀のデンマークを代表する抽象芸術の先駆者のひとりで、1933〜39年まで P. Rostrup Bøyesen's art schoolにて芸術を学び、初期の活動では構成画を版画やレリーフを用いてアースカラーで表現します。やがて中央ヨーロッパの芸術を求め'59年に渡仏。アンリ・マティスやジョルジュ・ブラックらの技術面を取り入れながら、ダイナミックでラフなストロークで描いた特有の世界観を生み出します。帰国後'70年から王立アカデミーの客員教授を務め、’84年にThorvaldsensメダルを受賞。油彩での表現と版画とを切り分け、多くの作品を描き続けます。油彩作品を中心に、コペンハーゲン国立美術館をはじめ、オーフスのアロス現代美術館、オールボー近代美術館、オーデンセのフィン美術館(現BRANDTS)など、デンマークを代表する各美術館に広く収蔵されています。