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N.O. Møller / J.L. Møller
“model 79” Dining chair in Rosewood with black leather

デンマークの家具工房、J.L. Møller/J.L.モラーによるダイニングチェア "Model 79" です。創業者のN.O. Moller/ニルス・オット・モラーによってデザインされ、こちらは1960年代頃に作られたヴィンテージ品となります。ブラジル原産と思しき良質なローズウッド材が用いられています。天然木が用いられていたこの当時の作品は、木材そのものに強度があったため、現行モデルに比べ細く作られているようです。座面はデンマークの皮革メーカー”CAMO leather” の黒色皮革にて張り替えました。こちらは単体での販売となり、ストック数は価格の下段に記しております。

J.L. Møller 1966
Rosewood, New leather seat (CAMO leather "VACONA" VC0500 Black)
w-50, d-49, h-79, sh-43.5cm
unit price: ¥330,000- 税込・単価
stock: 17→13

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Niels Otto Laursen Møller/ニルス・オット・モラー 1920-1981
J.L. Møller/J.L. モラー社(家具メーカー)
デンマーク生まれ。父親は棟梁のJens Laursen Møller。1939年、家具職人としての見習いを終え、オーフスのデザインスクールにて教育を受ける。 1944年、家具メーカー J.L. Møller/J.L. モラー社を設立、経営から家具デザイン、生産管理など全てを担当する。会社は徐々に成長し、1952年、ドイツと米国への輸出を開始する。海外需要が膨らみ、その需要に応えるために生産設備を拡張。1961年、故郷オーフスの郊外に土地を取得し、6000㎡の工場を建設。1966年と1969年に息子の Jens Oleと Jørgen Henrikが入社。1972年、敷地内の生産エリアをさらに拡張する。J.L. モラー社は、ダイニングチェアを中心に、アームチェア、ダイニングテーブル、サイドボードなどクオリティの高い製品を生産し、エルム材、ウォルナット材、ローズウッド材、チーク材、オーク材などを使用し、高水準の職人技に基づいて生産された。世に出された家具製品は、無駄な装飾を省いたシンプルさと機能性、バランスのとれた素材選び、そしてモダンな空間にもクラシックな空間にも馴染む、時代を超越したエレガントなデザインを特徴とし、世界のインテリア好きな人々を魅了した。1974年、高度経済成長期の日本への輸出が開始され、日本国内の輸入家具店や都内の百貨店などで販売され、多くの日本人に受け入れられ好成績を収めた。J.L. モラー社は1974年と1981年に2度に亘り Dansk MøbelIndustri 家具賞を受賞する。同年、創業者のNiels Otto Møller が他界する。その後も2人の息子によって会社は経営され、現在も家族経営にて家具生産を行なっている。