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Ib Geertsen
Lithograph on paper

20世紀後半に活躍したデンマークの芸術家、Ib Geertsen/イップ・ギアトセンによるリトグラフ作品です。1986年に試刷りとして制作されたもので、何部か刷られたもののようです。リトグラフの発色は良く、日焼けなども見られず綺麗な状態です。フレームとマットはこちらで誂えたもので、あえて金箔を用いた装飾的なものを用いて額装しました。

edition: Ⅲ e.a.1986
signed: Ib Geertsen
image: w-45.5, h-59.5cm
frame: w-59.5, h-78cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

SOLD

Ib Geertsen | lex.dk – Den Store Danske

Ib Geertsen/イップ・ギアトセン 1919 – 2009
コペンハーゲン生まれ。1934年、庭師として修業したのち、独学で美術を学び、滴形をモチーフに、鮮やかな色使いで構成したグラフィックを表現します。やがてエナメルコーティングの金属を用いた立体造形物へと表現方法が変化します。
1937年、ギアトセンはオールボー出身の画家たちと交流し、自然主義への関心を深め、セザンヌやモディリアーニの表現に刺激され、暗い静物画や風景を描きました。1943年、コペンハーゲンへ移住し、シュールレアリスム的な手法を絵画に取り入れるようになります。 1947年、コンクリートアートに焦点を当てた「Linien II 芸術家協会」を共同で設立します。単色で丸みを帯びた領域をベースにしたアプローチを開発し、正確な配色に従って表現した作品は世間に評価され、ネスベドやオールボー、コペンハーゲンの学校や病院などの装飾に採用されます。円と直線、角からなる手法をとった作品は広く知られるようになり、さまざまな可動作品やモビールなどの吊り下げ作品を制作し、1980年代にはデンマーク外務省や、コペンハーゲン国立美術館(SMK)のコンサートホールの装飾に抜擢されました。
Reference: Medium / Ib Geertsen