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デンマークを代表するプロダクトデザイナーのPoul Henningsen/ポール・ヘニングセンによる "PH5/3" ペンダント照明です。1920年代終盤から30年代にかけて作られた初期のモデルを1950年代に限定復刻されたモデルで、オリジナルはブロンズ製のシェードに対し、こちらは亜鉛アルミシェードとなります。残存数が少なく希少なモデルです。コンディションにつきまして、シェードに若干の歪みが生じていますが、通常使いでは気になるほどではありません。シェードの裏側、反射面の塗装が劣化していたため、トップシェードとボトムシェードの内面部分のオフホワイト色を調合し、復元塗装しています。トップシェードの上面(赤色)、ミドルシェードの両面(赤/白)、ボトムシェードの上面(赤色)は当時のオリジナル色が維持されています。配線は新たに交換しました。大振りで存在感のある照明です。
Louis Poulsen 1950's
Painted zinc aluminum shade, Brass socket house
ø-50, h-32cm
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Poul Henningsen/ポール・ヘニングセン 1894-1967
コペンハーゲン生まれ。母親はデンマークの女優、作家、社会活動家のAgnes Kathinka Malling Henningsen/アグネス・へニングセン。1914~17年、コペンハーゲンのテクニカル・カレッジで学ぶ。1919年、建築家で、後にフィンユールの教師となる、Kay Fisker/カイ・フィスカーと契約を結び、1920年以降は建築家、及び、デザイナーとしてフリーランスで活動し、暖かく柔らかな光の開発に勤しむ。1925年、パリで開催された国際現代装飾工芸展にて「PH-lamp」を初出展。シェードによる反射を利用し、眩しさのない均一で柔らかな光を放つ照明として発表する。以降、「PH-lamp」はデンマークの照明メーカー、Louis Poulsen/ルイス・ポールセン社によって製造される。ヘニングセンは照明器具に留まらず、グランドピアノや鋼鉄を用いた家具類なども手がけ、作曲家として楽曲も発表。ヘニングセンの手がけた照明作品は、今日も最高峰の照明器具として、現代生活に溶け込んでいます。