Isaac Grünewald
Lithography poster of Modern Svensk Kunst 1916

スウェーデンに於ける初期モダニズムの中心的人物、Isaac Grünewald／アイザック・グリューネヴァルトによる美術展のためのリトグラフポスターです。1916年に開催された展覧会のために描かれ刷られたもので、動きのある人物像が特徴的です。パネルとアクリル板でポスターを挟むスタイルで額装を行いました。ポスターに皺が見られますが、概ねきれいな状態です。

Lithograph poster with new frame
image: w-63, h-90cm
frame: w-69, h-96cm
price: ¥150,000- 税込

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Isaac Grünewald／アイザック・グリューネヴァルト　1889-1946
ストックホルム生まれのユダヤ系画家。20世紀初頭のスウェーデンに於けるモダニズムの中心的人物。イラストレーターや舞台芸術家としても活躍した。1905〜1908年、スウェーデン美術家協会のクラスで学んだ後、19歳でパリへ渡り、アンリ・マティスが教壇に立つ「アカデミー・マティス」で学んだ。若い頃から絵の才能があり、芸術に関する議論も好きであったことから、スウェーデンにおけるモダニズムの立役者となる。1909年、北欧の画家たちとスウェーデンにて展覧会を開催する。同年、モダニズムの画家 Sigrid Hjertén／シグリド・イェルテンと知り合い、1911年に二人は結婚した。 1917年、ストックホルムのリリエバルク美術館にて作品展を開催し、300点の作品を展示するも、マスコミからはユダヤ人への偏見があり、マティスの模倣者であるといった批評を受けてしまう状況に陥ったが、スウェーデンの画家で巨匠のカール・ラーションはアイザックの作品を評価した。アイザックは前衛的な舞台美術家としても活躍した。スウェーデン王立歌劇場で上演された「サムソンとデリラ」の舞台美術はマスコミからは不評であったものの、聴衆からは高評価を得て、各地の公演でも採用された。1932年から1942年までスウェーデン王立美術院の教授を務め、1941年に自身の美術学校を開校した。ドイツでナチスが権力を掌握すると、ドイツ国内に於いてグリューネヴァルトの作品は「退廃芸術」に指定され、1937年にハンブルク美術館に収蔵されていた作品はナチスにより没収され、「退廃芸術」の処分業者となった画商のベルンハルト・ベルマーが国外に売却することによってベルマーが利益を得ることになった。第二次世界大戦中は磁器工場のデザイナーとして働いた。この頃から精神的な病に見舞われたシグリド夫人は入院することになり、二人は1937年に離婚した。1945年、スウェーデン国王から芸術家に贈られるPrins Eugen-medaljen賞を受賞した。