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デンマークの家具デザイナー、Børge Mogensen/ボーエ・モーエンセンによる "BM57" サイドボードキャビネット、チーク材のタイプです。真鍮の蝶番によって折れる扉は開閉の際に場所を取らず、使いやすいシステムです。このシステムは中国の明時代に建物や家具の扉に採用されていた構造で、モーエンセンによってリ・デザインされました。本体のチーク材はタイ国原産と思しき良質な材を用いており、程よい経年感はキャビネットの存在感を高めています。また、真鍮の蝶番は近年デンマークで磨かれたようですが、マイナスの木ビスは製作当時の向きを維持しており、きれいな状態です。天板に若干の補修が見られますが、使用感は少なくとてもきれいな状態です。
P. Lauritsen & Søn 1957
Teak, Brass
w-138, d-50, h-90.5cm
ご売約となりました。ありがとうございました。
Børge Mogensen/ボーエ・モーエンセン 1914–1972
20歳で家具マイスターの資格を取得した後、コペンハーゲン芸術工芸学校、王立アカデミーでデザインを学ぶ。卒業後、コーア・クリントの建築事務所に勤務。1940年代、高品質で手頃な価格の家具を提供することを目的とした、デンマークFDB(協同組合連合会)家具開発部門のチーフデザイナーを勤め、このプロジェクトは大成功をおさめた。ここでは一般家庭に普及する為に考案された "J39" などの名作椅子が生まれ、ボーエ・モーエンセンは戦後のデンマーク家具デザインを代表する人物となる。一方で、1950~60年代には、クラシックで手工芸的要素の強いプロダクトを手掛け、普及品から高級家具までを生み出すデザイナーとして人気を博した。モーエンセンは生活空間の中で使用できる機能的な家具を作ることを目的としていた。自身の家が家具の実験室であると表現し、自宅のリビングルームで実際に家具を使用する事こそが、家具の真価を見極める最良のテストであると考えていた。