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Frits Henningsen
Ladies desk

20世紀に於けるデンマーク家具デザインの礎を築いたデザイナー兼キャビネットメーカーの Frits Henningsen/フリッツ・ヘニングセンによるレディースデスクです。ローズウッド材を用いており、1940年代頃に作られたものでしょう。コンディションにつきまして、天板にマットを敷いて使われていた痕跡があり、また、経年による天板のわずかな反り、左側の抽斗の一部に古い補修があります。

cabitmaker Frits Henningsen 1960’s
Rosewood
w-160, d-74.5, h-74cm
price: ¥680,000- 税込

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マット部分以外に紫外線による退色が見られます。穏やかで見応えのある木目文様です。

この木目文様のローズウッドはブラジル原産と思われます。

鍵はオリジナルかは判りません。

ヘニングセン製品の抽斗側板のトップ部分にはスリットが切り込まれており、ヘニングセン製品を見極めるポイントとなっています。

角に古い直しがあります。呼続ぎのようですが、縁の突帯の内側部分なのでなぜここが欠けたのかわかりません。

かつて柱などに当たったような痕跡です。

きちっとマットを敷き、丁寧に使っておられたことが伺えます。

横から見ると反っているのがわかりますが、日常使いでは気付かない程度です。

時代は異なりますが、Helge Vestergaard Jensenの椅子との相性も良いようです。

Frits Henningsen/フリッツ・ヘニングセン 1889-1965
1911年、当時デンマークで最も知られていた家具工房のひとつ I.P. Mørckでの修行を終え、ドイツ、フランス、イギリスなど、感性を磨くためにヨーロッパ各国を旅します。帰国後の1915年、自身の家具工房を開き、アンピール様式、ロココ様式、そしてイギリスの17世紀スタイルなど、各中央ヨーロッパの様式や、スコンビルケと呼ばれる、ビンデスボルによるカールズバーグのロゴを筆頭とする19世紀末頃からデンマークで流行したデザイン様式の強く受け、活気に満ちた個性と完璧主義的なスタイルを確立します。歴史に刻まれたこれまでの伝統的様式をもとに、モダンなデザインとして描き直し、多くの人々を魅了しました。