William Stuhr
Still life

19世紀生まれのデンマークの画家、William Stuhr／ウィリアム・スチュエルによる生物画作品です。新印象派の影響を受けた作風で、モチーフはエンジェルストランペットと思われます。キャンバスではなくボードに描かれており、フレームは伴わず直接壁に掛けられるようフックを取り付けました。かつて額装されていた痕跡がありますが、新たな額装はせずボード単体で壁にかけられるよう設えました。作品のコンディションは良好です。

Oil on board
signed: Will Stuhr
image: w-61, h-90cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

William Stuhr／ウィリアム・スチュエル　1882–1958)
デンマーク生まれ。父親は機械工場の経営者。1900年から1年間オールボー技術学校で絵画を学び、1904〜1907年までコペンハーゲンのペーダー・セヴェリン・クロイヤーの美術学校にてヨハン・ロードに学ぶ。若い頃からフランス、イタリア、スイス、マドリードなど各地を旅する。1911年に開催されたデンマークのシャルロッテンボー城での展示会を皮切りに、フランス北部のシャルルヴィル、1929年にはトロントなど海外でも積極的に展示会を行う。スチュエルはユトランド半島北端に位置するスケーエンの芸術家コロニーの第二世代に属する。スチュエルの描く風景画や花などの作品は、新印象派的なポインティリズムの影響が見られ、色彩画家の要素も含まれる。スチュエルは自身の制作だけでなく、古い名画の模写も行う。スチュエルの作品は、デンマークのオールボーやスケーンの美術館に所蔵されている。