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Edvard Kindt Larsen for Vilhelm Lauritzen his brothers
A pair of Cuban Mahogany armchairs

デンマークを代表する建築家、Vilhelm Lauritzen/ヴィルヘルム・ラウリッツェンの兄弟の為に作られたイージーチェアです。デザインはラウリッツェン事務所に勤めていた頃のEdvard Kindt Larsen/エドワード・キンド・ラーセンによるものと云われており、キャビネットメーカーのGustav Bertelsen/グフタフ・ベルテルセンによって作られた椅子で、コペンハーゲン郊外のヘレルップ、Tuborgvej79番地に建てられたラウリッツェン兄弟の邸宅にこのモデルが置かれていたことが1929年の資料で確認できます。フレームは上質なキューバンマホガニー材で作られており、材の持つ特有の奥ゆかしさが感じられます。シートは古く傷みが見られたため、新たにソーレンセンレザー社の上質なヌメ革”ヴェゲタル”で張り替えました。フレームに古い補修が見られますが、緩みなど不安感はなくしっかりしています。こちらはペアでの販売となります。(情報修正済 2024/6 )

Gustav Bertelsen 1929
Cuban mahogany, New leather cushion (Sorensen leather "VEGETAL")
w-65.5, d-78.5, h-76.5, sh-38cm
price: ¥2,000,000- 税込・一対

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Vilhelm Lauritzen/ヴィルヘルム・ラウリッツェン 1894-1984
デンマーク生まれ。デンマークに於けるモダニズム建築の先駆者として知られています。10代の終わりに中央ヨーロッパを旅し、モダニズム建築の技術的な要素や構造を視察し感銘を受ける。1921年にデンマーク王立美術アカデミーを卒業後、1926年にはアカデミーより金メダルを授与する。1928年、自身の会社ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクターを設立。代表作として、Nørrebro Theatre/ノアブロシアター、Daells Varehus/デールズデパート(現在はHotel Sankt Petri)、Radiohuset/ラジオハウス、First Copenhagen Airport/コペンハーゲン空港ターミナル、Folkets Hus/市民会館(現在はライブハウスVEGA)、Shellhuset/ワシントンのデンマーク大使館など、市民が集う数々の要所を設計する。王立アカデミーに学ぶ学生時代のフィン・ユールを自身の事務所へ招き入れ、プロダクトデザインを担当させた事は良く知られています。根元に関節の無いリデザインモデルのVL38テーブルランプや、ラジオハウスペンダントランプはフィン・ユールによる仕事と云われています。