Frits Henningsen
Study chair in Mahogany with original Niger leather

20世紀に於けるデンマーク家具デザインの礎を築いたキャビネットメーカーの Frits Henningsen／フリッツ・ヘニングセンによるアームチェアです。1930~40年代頃に作られたものでしょう。あまり見かけないモデルで、”Study chair”と称されているようです。フレームはマホガニー材と思われ、背もたれの「籐」は手編みによるもので、比較的近年にデンマークで張り替えらえれているようです。シートの皮革はオリジナルの山羊皮革のようで、使い込まれた風合いとなっています。コンディションは良好です。

Cabinetmaker Frits Henningsen 1930-40's
Mahogany, Original Niger leather, Cane
w-59, d-56.5, h-83, sh-43cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

Frits Henningsen／フリッツ・ヘニングセン　1889-1965
1911年、当時デンマークで最も知られていた家具工房のひとつ I.P. Mørckでの修行を終え、ドイツ、フランス、イギリスなど、感性を磨くためにヨーロッパ各国を旅します。帰国後の1915年、自身の家具工房を開き、アンピール様式、ロココ様式、そしてイギリスの17世紀スタイルなど、中央ヨーロッパから受けたインスピレーションと、活気に満ちた個性で、完璧主義的なスタイルを確立します。歴史に刻まれたこれまでの伝統的様式をもとに、モダンなデザインとして描き直し、多くの人々を魅了しました。