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Albert Naur
Lithography poster of Grønningen exhibition

デンマークのアーティスト、Albert Naur/アルベルト・ナウアによる "Grønningen" エキシビジョン用リトグラフポスターです。原画は1921年に描かれたもので、朝日に向かって絵を描く画家の姿が強いインパクトで表現されています。こちらは、同展覧会がその原画をシンボルマークとして採用し、エキシビジョンの開場時間の案内用に作られたポスターです。同展覧会は現在に至るまでこの図案をシンボルマークとして頻繁に使用しています。こちらのポスターはリトグラフで刷られており、色彩が鮮やかです。紙は古く、皺や折れた箇所が見受けられ、コンディションとしてはまずまずと言ったところでしょう。銀箔のフレームは古い時代に誂えられたものと思われます。

Grønningen/グロンニンゲンは1915年に設立された芸術家達のための協同組合です。展覧会などの手配や冊子の刊行など、世の中に美術を広めるための活動を行なっており、最初の作品展覧会が開催されたコペンハーゲンのGrønningen通りの地名に因んで名付けられました。設立当初は、Olaf RudeやHarald Giersing、William Scharff、Johannes Larsenなど、前衛的で実験的な芸術を追い求めるアーティスト達の集まり”Den Frie Udstilling”のメンバーから派生し、やがて、Vilhelm Lundstrøm、Svend Johansen、Axel Salto、Jens Søndergaardらが参加、戦後では、Egill JacobsenやRichard Mortensenらも参加しました。現在でもCharlottenborg展示ホールに於いて、外国人アーティストなどが参加する展覧会が開催されています。
Gronningen.dk

Lithograph on paper with old frame
image: w-63, h-87cm
frame: w-69.5, h-93cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

SOLD

1937年、ポール・ヘニングセンは自邸の廊下と寝室の壁紙にナウアの作品を採用しました。末尾にリンクがあります。↓

Albert Emil August Schleppegrell Naur/アルベルト・ナウア 1889-1973
画家のアルベルト・ナウアはキュビズムでの表現をベースに肖像画や風景、花などの自然主義的表現のアーティストとして出発します。彫刻家で巨匠のカイ・ニールセンや、家具デザイナーのコーア・クリントらとの交流を持ち、20世紀初頭から発せられた新たなデンマーク芸術の流れに身を置きました。やがてフランス・パリに滞在し、柔らかく、寛大で豊かな自然を表現するようになります。1934年、彫刻家カイ・ニールセン(1882–1924)の早すぎる死の追悼10周年展のポスターを手がけました。また、アルベルト・ナウアは照明デザイナーとして活躍したポール・ヘニングセンの義理の弟の立場にあり、1937年、ポール・ヘニングセンがゲントフテに建てた挑発的で実験的な自邸「ゲントフテで最も醜い家」の廊下と寝室のための壁紙デザインを行なっており、そのデザインはやはり挑発的な「裸の女性達」でした。現在もその家と壁紙は保存されています。ポール・ヘニングセン自邸/dezeen.com また、1943年にはアルネ・ヤコブセンによるオーフス市庁舎の結婚式場の壁画を制作しました。