Luca Scandinavia | 北欧ヴィンテージ・工芸・アート
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Borge Mogensen
Model 5272 Bench 1955

デンマークを代表する家具デザイナーのBorge Mogensen/ボーエ・モーエンセンによる "model 5272" ベンチ、ロングタイプです。家具工房のフレデリシア社によって1955年に発表されたもので、無垢のオーク材のフレームにラタンを張った、和風を思わせるデザインが特徴です。こちらはおそらく1960年代頃に作られたものでしょう。藤の一部にほころびが見られた為、部分的に籐の差し替えを行いました。新しい籐と古い籐との色差が生じていますが、経年ののちに馴染んでくるでしょう。

Fredericia stolefabfik circa 1960’s
Solid oak, Cane
w-138, d-46, h-35cm
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Børge Mogensen/ボーエ・モーエンセン 1914–1972
20歳で家具マイスターの資格を取得した後、コペンハーゲン芸術工芸学校、王立アカデミーでデザインを学ぶ。卒業後、コーア・クリントの建築事務所に勤務。1940年代、高品質で手頃な価格の家具を提供することを目的とした、デンマークFDB(協同組合連合会)家具開発部門のチーフデザイナーを勤め、このプロジェクトは大成功をおさめた。ここでは一般家庭に普及する為に考案された "J39" などの名作椅子が生まれ、ボーエ・モーエンセンは戦後のデンマーク家具デザインを代表する人物となる。一方で、1950~60年代には、クラシックで手工芸的要素の強いプロダクトを手掛け、普及品から高級家具までを生み出すデザイナーとして人気を博した。モーエンセンは生活空間の中で使用できる機能的な家具を作ることを目的としていた。自身の家が家具の実験室であると表現し、自宅のリビングルームで実際に家具を使用する事こそが、家具の真価を見極める最良のテストであると考えていた。