Mogens Voltelen
"Københavnerstolen" Easy chair

デンマークの家具デザイナー、Mogens Voltelen／モーエンス・ヴォルテレンによる名作椅子 ”コペンハーゲンチェア” です。1936年に発表されたもので、後にフィン・ユールのプロダクトを手がけるニールス・ヴォッダーによる製作品です。このモデルは改良されながら複数のタイプが存在するようで、なかでも座りやすいバランスのものと、我々日本人にとってはバランスが合わず座りにくいタイプもあるようですが、こちらの個体は前者に該当するようで、座りやすいです。皮革ベルト状のアームは若干の亀裂が見られるため、立ち上がる際にはフレームに体重を掛けた方が良いでしょう。
モーエンス・ヴォルテレンによって若きフィン・ユールとニールス・ヴォッダーは繋がりを持ったそうです。
Literature: 織田憲嗣著「Danish Chairs」p77.

cabinetmaker Niels Vodder 1936
Elm, Original patina leather seat
w-61.5, d-86, h-96.5, sh-37cm
price: 1,900,000- 税込

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Mogens Voltelen／モーエンス・ヴォルテレン　1908-1995
デンマーク王立美術アカデミー卒業後、ポール・ヘニングセンやヴィルヘルム・ラウリッツェンらと協働する。1928年に事務所を設立。1940年よりアカデミー建築科の講師を務める。1959〜78年に同校の助教授を務める。デンマーク近代デザインの成立に関わった一人。1969年、PH賞。1979年、政府芸術生涯年金受賞。
Literature: 織田憲嗣著「Danish Chairs」p77.