Folke Ohlsson
"USA75" Easy chair by DUX

スウェーデンの家具デザイナー、Folke Ohlsson／フォルケ・オールソンによるイージーチェアです。製造は同じくスウェーデンのベッドブランド、DUXによるもので、ミッドセンチュリーテイストの応接シリーズです。1963年に発表されたモデルで、1950年代の主流のデザインであった流線型を残しつつ、直線を意識したデザインは、目まぐるしく変化した流行の移り変わりを感じさせます。フレームはチーク材、ファブリックと緩衝材は新たに作成しました。同じモデルのソファも入荷しました。

DUX 1963
Teak, New wool fabric (Kjellerup: SIKSAK 14-153)
w-74, d-80, h-76, sh-40cm
unit price: ¥440,000-税込・単価
stock: 3

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Folke Ohlsson／フォルケ・オールソン 1919-2002
スウェーデン生まれの家具デザイナー。フォルケ・オールソンは、20世紀中葉、ミッドセンチュリー期のアメリカにて、スカンジナビアンテイストのインテリアの人気を高める上で大きな役割を果たしたことでよく知られています。スウェーデンで育ったオールソンは、1953年にアメリカへ移住し、スウェーデンのベッドメーカーDUX Inc.をアメリカ版の家具メーカーとして設立。当時としてはアメリカに於ける北欧企業最大の布張り家具メーカーとなり、オールソンによるデザインと統制の下、DUX Inc. はアメリカのインテリア市場にて大きな影響力を発揮しました。

Dux は、ノックダウン チェアをアメリカ市場に導入したときに特に成功を収めました。オールソンは 1949 年に彼の象徴的なデザインの特許を取得し、それが 100 社を超える家具デザイナーやメーカー (同じスウェーデンの Nordiska Kompaniet や、より現代的な Ikea など) に影響を与えました。

Dux Inc. は 3 年間サンフランシスコに本社を置き、その後オールソンは 1956 年にカリフォルニア州バーリンゲームに会社を移転しました。長年にわたり、同社はブルーノ・マトソン、エドワード・J・ワームリー、などのデザイン界の重鎮から家具デザインを依頼すると同時に、オールソン自身のデザインも制作しました。オールソンのアームチェアとソファのデザインは、1950 年代後半から 1960 年代前半に特に人気があり、現在では非常に収集価値が高く、伝統的なディテールとモダニズムのシンプルさが優雅に融合していることで高く評価されています。その結果、彼の作品は、1964 年のミラノ トリエンナーレ展で最優秀デザイン賞、同年にグスタフ 6 世アドルフ国王から授与されたスウェーデン王室ヴァーサ勲章など、数多くの公式評価と賞を獲得しました。

彼は 2002 年 10 月 23 日に亡くなりました。