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デンマークを代表する家具デザイナーの Poul Kjærholm/ポール・ケアホルムによってデザインされた""アームチェアです。2004年にPPモブラー社で作られたもので、程よく使い込まれています。現在はFritz Hansen社によって引き継がれています。
2脚のうち、一方のシートはオリジナルの籐張りで、程よく飴色を呈しております。もう一方の籐張りは後年に張り替えられており、籐の色調が新めです。双方共に籐に切れた箇所が複数あり、強度的にはこのままでも座れますが、柔らかい素材の衣服で座ると繊維に引っかかる懸念があるかもしれません。籐の部分的な修理は不可能で、直すであれば全張り替えとなります。フレームにも古傷はありますが、アームに現れた使い込まれた艶感は綺麗です。
PP Møbler 2004 (Original product 1979〜80)
Painted Ash, Rattan
w-58, d-48, h-71, sh-43.5cm
ご売約となりました。ありがとうございました。
Poul Kjærholm/ポール・ケアホルム 1929-1980
デンマーク、ユトランド半島の北の町、Østervråに生まれる。当初は画家を目指すものの、祖父の勧めで家具職人Gronbechのもとで修行を始める。1948年に修行を終え、1950年から2年間ほど、名匠ハンス・ウェグナーの事務所に勤務しながら、コペンハーゲン工芸学校の夜間コースへ通い、家具のデザインを学ぶ。1952年に学校を卒業、フリッツ・ハンセン社に入社し1年ほど勤務する。1952〜56年にかけてコペンハーゲン工芸学校夜間コースのアシスタント講師を務める。1953年、建築家のハンナ・ダムと結婚。1955年、コペンハーゲン王立美術アカデミーの教壇に立つ。ハンス・ウェグナーの事務所に勤務していた時に知り合ったE. Kold Christiansen社の創業者、Ejvind Kold Christiansenの下に勤務、共同で家具の開発を行い、1955年、名作椅子『PK-22』を発売、1958年、パリで行われた ”Formes Scandinaves”展へ出展し、"Lunning Award"を受賞、国際的な称賛を集めます。1960年、ミラノトリエンナーレに於けるデンマークパビリオンの展示デザインを担当する。1976年、コペンハーゲン王立美術アカデミーの学長に就任。1980年、肺がんにより死去。享年51。