Luca Scandinavia | 北欧ヴィンテージ・工芸・アート
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Ole Kielberg
Gladiolus 1964

夏の花、グラジオラスをモチーフに描いた小振りな油彩作品です。画面いっぱいに輪花を描く表現はキエルボーならではのスタイルです。1962〜64年に描かれたもので、背面に書き込まれたタイトルの「DAUGLØKKE」は、シェラン島東の沿岸部、ルイジアナ美術館を少し南下したあたりの別荘地「Daugløkke Ege」の事のようで、キエルボー自身の書き込みのようです。作品はキャンバスに描かれていますが、ボードで裏打ちされており、エッジが処理されていないため、その目隠しとして布マットを施し、少ない掛かり幅を安定させるためにあえてアクリル板を施しております。

Canvas backed with board with original frame
signed: OK
image: w-14.5, h-26cm
frame: w-23.5, h-35.5cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

SOLD

Ole Kielberg/オーレ・キエルボー 1911-1985
デンマーク、ヒレロド生まれ。父親は製造業者。1929〜1933年の期間、美術アカデミーに在籍し学ぶ。1930年初頭、パリのメゾン・ワトー(Académie Scandinave Maison Watteau)で短期的に芸術を学び、芸術家の秋の展覧会にてデビュー。シェラン島北西部で活動していたアーティストのコロニー「Odsherred Painters」に加わります。キエルボーの風景画や抽象画などの画風は、美術アカデミーの恩師、Aksel Jørgensen の厳格なイメージを引き継ぎ、その表現が特徴付けられているとされています。キエルボーはシェラン島北部の田園地帯の風景を好んで描きました。その画風は、目には見えないが感じ取れる「大気感」を独自の技法で表現したことで知られています。1950年代、イタリア、ローマやフィレンツェで経験した「光」と「色」の恩恵を受け、後年は庭の花を好んで描きました。1959年にエガスベア賞、1978年にトルヴァルセン賞を受賞しました。
1930年代のデンマークでは、いくつかのコロニーが誕生したと伝えられており、シェラン島北部を本拠地とし、キエルボーが参加していた「Odsherred Painters」の他、ユトランド半島北部のスケーンを本拠地とした芸術家コロニー「Skagen Painters」、フュン島を本拠地とした「Funen Painters」、ボーンホルム島を本拠地とした「Bornholm School of Painters」などのコロニーが存在したそうです。