Svend Hammershøi
Horse cup

デンマークの陶芸家、Svend Hammershøi／スヴェン・ハマスホイによる馬上杯型のベースです。ベースとしてデザインされたものと思いますが、ボウルにステムの形状は馬上杯を思わせます。氏によって開発された錫を主成分とするモノクロームの釉は、戦前の表現とは思えないほどモダンで現代的な雰囲気を醸しています。

Kähler 1930’s
Earthenware
ø-9.5, h-9.5cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

Svend Hammershøi／スヴェン・ハマスホイ　1873-1948
デンマーク人で世界的に有名な画家のヴィルヘルム・ハマスホイを兄に持ち、兄の影響で絵画を学びつつ、デンマークの高名なデザイナー、トルヴァルド・ビンデスボールに出会い陶芸に傾倒します。ビンデスボールの亡き後、渡仏。やがて自身の方向性を見出し、錫を主成分とするモノクロームの釉を使った立体物を作陶し始め、スヴェンの表現する個性的な作品が確立され、世間の評価を集めるようになります。スヴェンの得意としたモノクロームの釉は、戦前のものと思えぬほどモダンでクールな印象で、古っぽさ感じさせません。