Ole Wanscher
no.149 “Colonial” settee

20世紀のデンマークを代表する家具デザイナーで、王立アカデミー家具科の主任教授も務めた、Ole Wanscher／オーレ・ヴァンシャーによる名作椅子、コロニアルチェア、セッティです。明るいマホガニー材を用いたタイプで、経年により木部はさらに明るくなっているようです。表面の塗膜には劣化が見られたため、着色せずに再加工を施しています。シートは濃茶色の皮革にて張り替えました。内部のフェザークッション（緩衝材）はオリジナルを再利用しています。シート下の籐張りの状態は良好ですが、一部切れてしまった箇所は部分的に張り替え修復しています。コンディションは良好です。

P. Jeppesen 1970~80’s
Honduras mahogany, New leather cushion (CAMO leather)
w-122.5, d-71, h-84.5, sh-40cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

Ole Wanscher／オーレ・ヴァンシャー　1903-1985
20世紀のデンマークを代表する家具デザイナーで、王立アカデミー家具科の主任教授も務め、多くの若き家具デザイナーを教育しました。家具そのものを建築や室内装飾の一部として捉え、17世紀の英国様式を始め、欧州各国、古代エジプトなどに見られる古典家具様式の研究を行い、多数の書籍を執筆、それらのルーツを反映させながら、時代に即したモダンで気品溢れる製品を数多く生み出しました。