Hans J. Wegner
a pair of CH29 Savbukstol

Hans J. Wegner／ハンス・ウェグナーよって1952年に発表されたダイニングチェア "CH29" 一対です。傾斜した前脚に後脚を接合させたユニークな構造の椅子で、デンマークの日常で薪を伐る際に用いる「玉切り台」に形状が似ていることからデンマーク語で "Savbukstol／ソウバックストール" と呼ばれているようです。こちらは珍しく座面に突き板を張ったタイプで、笠木と座面はチーク材のプライウッド、フレームにはビーチ材が用いられています。笠木や座面に小傷が見られますが、研磨を必要とする補修仕上げは行わず、オイル仕上げに留め、ヴィンテージ感を残しています。2脚セットでの販売となります。

Carl Hansen & Søn 1952
Teak plywood, Beech
w-49, d-47, h-81.5cm, sh-41.5cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

Hans J. Wegner／ハンス・ウェグナー　1914-2007
デンマークのトゥナーに生まれる。父親は靴職人。17歳で家具職人の資格を取得。木材について専門的に研究を行う。1936年から2年間、工芸スクールに在籍した後、デザイナーとしての活動を開始。1940年、アルネ・ヤコブセンのもとオーフス市庁舎の建築プロジェクトに参加、カンファレンスチェアや待合のソファなどのデザインを手がけました。また同年、ヨハネス・ハンセン工房に於いて家具製作をスタートさせています。1984年、デンマーク女王よりナイトの称号を授与される。1995年、生まれ故郷のトゥナーに”ウェグナー美術館”が開館。ウェグナーは生涯に於いて家具デザイナーとして数々の名作を生み出し、国際的にも高い評価を受けています。