Jacob Kjær
3-seater sofa

デンマークの名匠、Jacob Kjær／ヤコブ・ケアによってデザイン、製作された3人掛けソファです。1940年代頃に作られたものでしょう。昔ながらの製法で作られたもので、コイルスプリングをベースに天然素材の緩衝材などから構成されており、ずっしりと重量があり、クッションのストロークが深く、しかし沈まず、座り心地の良い椅子です。脚はコーカサスウォルナット材と思われます。近年、デンマークにてクヴァドラ社の ”Tonica 2” で張り替えられ、短期間の展示程度に使われたようですが、きれいな状態です。

cabinetmaker Jacob Kjær 1940's
Walnut, Wool fabric (Kvadrat, Tonica 2, 533+233)
w-198, d-84, h-83, sh-41cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

Jacob Kjær／ヤコブ・ケア　1896-1957
家具職人だった父親の工房で修行し、ベルリンやパリなどへ渡り古典家具様式の研究を行いながら家具職人としての修行を積みます。1929年に開催されたバルセロナ万国博覧会に作品を出展。古典的でありながらシンプルさと優雅さを特徴とするヤコブのデザインは最高の素材が用いられ、当時としては珍しく自身がデザインした家具を自分の手で作り上げました。 古典的な英国スタイルにインスピレーションを得て、ヤコブの清潔で優雅なデザインは現代的な解釈として静かに人気を博しました。 彼の最も注目すべき作品のひとつにニューヨークの国連ビルで使用するために設計されたFNチェアがあります。