Luca Scandinavia | 北欧ヴィンテージ・工芸・アート
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Franco Costa
“With Joshoua walking on the beach in Bergen”

イタリアのアーティスト、Franco Costa/フランコ・コスタによるシルクスクリーン作品です。3番目の妻、Joshouaと一緒にノルウェー・ベルゲンの浜辺を歩いた思い出を描いたものと思われます。砂を表現した箇所に、紙にエンボス加工で文様が施されており、凝った造りのものです。氏が北欧に滞在した1980年代以降に刷られたものと思われます。オリジナルのアルミフレームはそのままに、アクリル板の内部を磨きました。

Serigraph on paper with original frame
edition: IX/L(9/50)
signed: Franco Costa
image: w-98, h-68cm
frame: w-99.5, h-69.5cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

SOLD

Franco Costa/フランコ・コスタ 1934-2015
イタリア、ローマ生まれ。ローマのサンタセシリアの高等教育でヴァイオリンとハーモニーの研究を終えた後、イエズス会の古典教育を学ぶ。1951~55年、ジュネーブでフランス語と文学を学びながら、チューリッヒで建築を学び、パリ国立工芸学校で芸術を学ぶ。フランスのヴァンスに滞在中、アンリ・マティスやパブロ・ピカソらと頻繁に会う。1956年、南米へ渡り、叔父のルシオ・コスタと共にブラジリア建設プロジェクトのために、アルゼンチンとブラジルを旅する。1965年にはヨーロッパに戻り、テキスタイルのスタイリストとしてディオールやヴァレンティノ、マダムグレ、ランチェッティなど、イタリアやフランスの服飾ファッションブランドとコラボレーションする。1967年、エチオピアを旅し、テオドール皇帝の生涯に関する物語「テオドールII」を出版。中国、インド、ネパールを旅しながら東洋の芸術に触発される。1968年、フェデリ・コフェリーニ監督の映画「魂のジュリエッタ」でコスチュームデザイナーとアシスタントアートディレクターを務める。 1971年、ディストピア小説の「時計仕掛けのオレンジ」の作者、アンソニー・バージェスとアルゼンチンで会合。その後、映画監督のスタンリー・キューブリックに協力し、映画制作に於けるコラボレーションを行う。1970年代はスウェーデンへ渡り、1978年、「ライト・オブ・スウェーデン」財団の誕生を記念して展示会を開く。1980年、国際ヨットレース「アメリカズカップ」の公式アーティストを務める。1986年、スウェーデンのグリーンピース「アンタルティカ」のポスターデザインを手がける。1988年、スウェーデンのスキーレース「ヴァサロペット」の公式ポスター2点を手がける。1989年、「ホィットブレッド世界一周レース」(The Ocean Race)の公式アーティストを務める。1994年、ホロコースト50周年記念の際、絵画「ネバーモア・ホロコースト」を作成し、教皇ヨハネ・パウロ2世に寄贈する。
フランコ・コスタは、カラフルな色彩感覚で絵画やコマーシャル芸術を生み出す一方で、映画、衣装デザイン、彫刻、テキスタイルも手掛けるなど、独自の芸術感覚を多岐に亘り世の中へ提供し続けました。氏の作品は、オランダ・ハーグのスヘフェニンゲン博物館に収蔵、展示されています。