Carl Johan Michaelsen owned
Musical instrument table

作曲中、一時休止する際にバイオリンなどの楽器を置くためのテーブルです。20世紀前葉のデンマークで活躍した音楽家、Carl Johan Michaelsen／カール・ヨハン・ミカエルセン氏が自身のスタジオで使用していたもので、近年、ファミリーより売り立てられました。氏のスタジオの楽器収納キャビネットは、かつてコーア・クリントが設計した記録が残されています。（資料：Architectural drawings）このテーブルもクリントによるデザインではないかと推測されているようですが、詳細はわかっておりません。おそらくワンオフで作られたもので、その作行きから、キャビネットメーカーのN.C. Jensen Kjær工房製ではないかと云われています。1920年代頃に作られたもので、素材には貴重な材種として知られるキューバンマホガニーの無垢材が用いられています。ドロップリーフを備えた天板は拡張と縮小を行うことができ、棚板も面積を広げることができます。天板を畳んだ際にはランプテーブルのように椅子と椅子の間に設置することができるでしょう。とても丁寧に作られています。

presumably by cabinetmaker N.C. Jensen Kjær 1920's
Cuban mahogany
w-82(44.5), d-82, h-65cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

このテーブルを所有していたとされる Carl Johan Michaelsenの自邸へ、デンマークを代表する音楽家で、氏の友人でもあった Carl Nielsen／カール・ニールセンが、 1926年のクリスマスの時期に訪れた際の貴重な映像がYoutubeにあがっておりました。（無声音）残念ながらこのテーブルは確認できておりません。